課題走行 直線狭路コース(一本橋)
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直線狭路コース(一本橋)
直線狭路コース(一本橋)は多分課題走行の中で一番苦手となる可能性が高い課題です。
課題の内容
課題は長さ15m・幅30CM・高さ5cmの橋を基準タイム(小型の場合5秒以上)で渡り切ることです。
タイムの測定は、前輪が一本橋の水平部分にかかってから降りるまでです。
ただ前輪が通過しきってタイム計測が終わった後でも、後輪が完全に渡り終える前に脱輪すると、検定中止となるので注意したいですね。
- 橋に上がって安定するまではある程度速度を確保する。
- アクセルワークだけで渡ろうとしない。
- 秒数をオーバーしても失格ではない。
という事を意識することが大事だと思います。
小型だと基準タイムは5秒以上で1秒不足するごとに減点を取られるます(5点)。
例えば4秒だと減点後5点で3秒だと減点10点です。
※2020/6/1 誤記載修正
では初めに5秒で渡るのがどの位の速度で渡れば大丈夫なのか確認してみましょう。
一本橋の長さは15mなのでこれを5秒以上で渡れば良いので秒速3mで渡ればOkです。
まあこれだと判りにくいので時速に変換すると10.8km/hですね。
平均で時速10kmで走れれば合格です。
これは走ってみると判りますがそこそこ速度は有るので冷静に考えるとそんなに難しい数字ではないです。
でも管理人はなぜか?かなり苦労しました。
失敗のパターンと対策
失敗のパターンとしては
- 初速が遅すぎて一本橋に乗った際にバランスが崩れていて脱輪してしまった。
- 途中で速度が速すぎると思って減速しすぎてバランスを崩し脱輪してしまった。
- 速度が速すぎてタイムオーバーしてしまった。
というパターンが有りました。
特に多かったのが2ですね。
これの原因は速度調整をアクセルワークだけど行おうとしていたためでした。
教習所に有る車両はアクセルを回しても実際に効くのがワンテンポ遅れる様でしかも効きだすと割とパワーが出るのでバランスを崩しやすくなっている様です。
ですので速度調節の中心はリアブレーキで行うようにしてアクセルは一定にしている方が安定します。
管理人はこの方法に変えてからは一度も失敗しませんでした。
また、視線は橋に後は遠くを見た方が安定します。
管理人は前輪が乗った後は橋を降りる地点の少し向こう側を見ていました。
実際に走行する時の手順は
- 一本橋の中心とできるだけ一直線になるように、停止位置で一時停止する。助走距離を長く取る方がうまくいく人は、50~70cm程度手前で止まって助走距離を確保する。
- 右後方の安全を確認する(10点)
- 前輪を乗せるべき場所をよく見て、発進はごく普通に行う。
- 前輪が橋に乗ったら視線を遠くに向ける。一本橋の延長線上に、何か目標物を見つけておくと良い。
- 後輪が橋に乗って安定したら、リヤブレーキをじわっと踏んでスピードを落とす。
- 同時アクセルは一定で、リヤブレーキで速度を調整する。
- もし大きくふらついたら(10点)、少しスピードを上げてマシンを安定させ、とにかく渡りきってしまう。
特にポイントはアクセルを完全に戻すことはせず、リアブレーキで速度の調整をすることです。
勿論あまり強くブレーキをかけてしまうとバランスを崩す原因となるので柔らかめにブレーキをかけるのがコツです。
※発進確認は自動車教習所のコースによっては減点にならないところも有る様です。
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